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小林よしのり
2018.12.27 10:32日々の出来事

人権派の正体見たり、性欲魔

「人権派」ジャーナリストの広河隆一が、ジャーナリスト
志望の女性に対して、パワハラ気味に性行為に及んでいたという。
7人もの女性が被害を訴えている。
広河隆一といえば、必ず被害者の立場で取材するという
ジャーナリストで、元慰安婦とかアイヌ系の人々の姿を写真
に撮っていた。
「人権派」という者が、実は「偽善者」であることは非常に多い。
左翼・サヨク・人権派・リベラルと自称する者は「偽善者」
だらけだと言っても過言ではない。
合意の上でのセックスではなかったのだとしたら、それは
広河が自分の権威を利用した「セックス要求」であったり、
「ヌード撮影」だったのだろう。
「人権派」を自称して、セックスを無理強いする男なんか、
失脚すればいい。

だが不思議なのは、「要求を断ったら、ジャーナリストの道が
閉ざされる」と考えて、要求に応じてしまった女性の感覚だ。
イヤなら大暴れして拒否するべきだし、広河を軽蔑して、
決別するべきであり、ジャーナリストは自分の実力でなれば
いいではないか。
ジャーナリストは「コネ」でなる職業なのか?
漫画家になりたくて、漫画家先生とセックスしても、漫画家
にはなれない。
人気投票がとれなくて、単行本が売れなければ、消えるしか
ないのだ。
「コネ」では漫画家にはなれない。

「人権派」だから女性に危害を加えないなんてことはない。
「人権派」が嘘くさいということは、常識にしてもいいだろう。

では、伊藤詩織氏の場合はどうか?
あれも有名なジャーナリストを信用してしまったから同じだ
という頭の悪いネトウヨが騒ぐ危険性があるから、説明して
おこう。
睡眠薬を飲ませて、レイプに及ぶというのは明確に犯罪だ。
もちろん権力に近いジャーナリストなら、警察も逮捕しない。
広河隆一は反権力だから、権力には守ってもらえない。
偽善者だった自分を怨むしかないな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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